ユーフォリアの猫たち

水峰愛のスピンオフ

どーしても怖い!!!

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理性を一瞬でブチ破って恐怖心を着火させるあいつらは一体なんなのか………!!!

 

 

ひさびさに近所のカレー屋に行った。

自粛中で、空いてるし、ちょっと身体が弱っていてスパイスを欲していたので。

奥のソファ席で食べていたら、視界の端に黒い影が見えた気がして、ふと視線を落とすと、なんと私の真横に特大クラスのGがカサカサ登ってきたとこだった。両者目が合う。

 

ぅぎゃはaw€2ほぁおおおおお!!!!!!!

みたいな声にならない悲鳴を上げて逃げ惑う私。

慌てふためく店員さん。呆れる夫。周囲の白い目。

結果、店中の店員さんがゴキジェット片手に集合して、壁に掛かった額まで外す大捜索が行われ、私たちは離れた席に避難させてもらって仕切り直したものの、あまりの鮮烈な恐怖にカレーの味なんかわかったもんじゃないっていうね。

 

私だってね、人前で大騒ぎなんてしたくないわけです。

ダンス教室で足の裏にガラス片が刺さっても我慢して最後までレッスンをやりきるくらい、そういう場での忍耐力はある方だと思う。

そして、Gだって生きるのに必死であり、隠れているだけでどこの飲食店にもGの1匹や50匹はいるだろうと思ってるから、店の衛生管理がなってないとかそういうことを言いたいわけでもない。

店長が何回も謝って、チャイのサービスをしてくれたが、店が悪いとは思ってないからね。ふつうの、きちんとしたインド料理屋なのだ。

(ちなみに、新宿の飲み屋ではたまにドブネズミを見る←どんな店に行っとんねん)

 

ただ、そういう理性という理性を一瞬で吹っ飛ばすほどの恐怖を与えるのがあんな小さい生き物っていうのは一体どういうことなんだろうな!?

コロにゃんよりゴキにゃんが怖いって一体どういうこと!?

恐怖の瞬発力っていうんですかね。

たとえば、スピ・メンタル系統にどっぷりな昨今、お馴染みの「恐怖心」っていうのは、自己対話を通してだとか、何かの出来事をきっかけに浮上するような、重いものなわけです。しかも、他人への攻撃性に変換したり、心のトリックを生むだけの複雑さがある。

とっさに逃げ惑うことしかできない怖さっていうのは、命の危機にたいする本能的な反応に近い気がしたんだけど、それがただの虫って?刺されて死ぬわけでもないのに!

世の中には、爬虫類が怖くて見るのも嫌って人もいるけど、G派も一定数おり、平和な日常に潜む瞬間的恐怖の二大勢力って気がする。

そんなこんなで恐怖についての探究心がむくむくと湧いてきた。しかし「ゴキブリが怖い」を紐解いた文献はこの世にあるのか。

 

ちなみに、Gを引き寄せ的に言うと、昨日風呂に入ってないからかな。(普通にそれじゃね!?)