叶姉妹にお目通りした話。
(恭子様よりお手渡し頂いた一輪の薔薇)
先週の土曜日、六本木のポニーキャニオンイベントスペースで行われた「叶恭子の心の格言 あなたの心にファビュラスな魔法を」発売トークイベントへ行ってきた。
いくつか手帳に書き出した今年の目標のひとつが「叶姉妹に会いに行く」だったのだけれど、新年早々に叶ってしまった。
初めて拝見した叶恭子様のオーラは、ずばり「皇帝」(!!!)
エンペラーでございます。
なんかもうそもそも我々平民とは見ている景色がまったく違うのだけれど、決して誰のことも蔑ろにせず、来場者に真摯に正直に接する姿が、戦乱の世で民衆の声に耳を傾け続けた名君みたいだった。公平でおおらか、でも目の前で家臣が斬り殺されても眉一つ動かさない。みたいな。あの凄みはふつうの女性ではない。
そして、テレビで見る限り、しっかり者で控えめな雰囲気の美香様も生で観ると若頭……いや、王が唯一気を許す側近というかんじ。(あくまでオーラがね)
来場者のQAに恭子様が答えていくライブ形式で進行するなかで、「傷ついたときの心の持ちようについて」という質問があった。
恭子様はそれに対して、
「傷つけた人もまた理不尽な目に遭っている可哀想な被害者である可能性が高いです。そして傷ついた過去は、過去ごと今の自分と切り離して捨ててしまうこと。その気持ちを強く持つこと。そしてこれから先も、誰も私を傷つけることなんてできない」
というようなニュアンスのことを答えた。
そこから垣間見える相克の物語がいかにも「王ですね!」と、私はおもった。
森に捨てられた孤児が紆余曲折を経て王になる的な。実の父との死闘を経て王の座を奪う的な。スターウォーズかライオンキングか、そんな趣のですね。
しかしこれをふつうの女性が応用するのは難しいのではないかしらね。というか、そもそもそこまで強くなる必要がない。
「過去は切り捨てます」
と、質問者の女性はたしか答えていたと思うが、(ふつうの女子には無理と思うでー!)と、私は心の中で叫んだのだった。
てなわけで、叶姉妹ってと、やっぱりヴィジュアルのインパクト、針の穴を通すような美意識によって磨き抜かれた、うっとりするほど浮世離れした美しさに目が行きがちだけれども、
放つオーラは男。しかも、「あらゆる修羅場を踏んで胆力も知力も常人離れした男」でした!
あの2人、過去世は王様&家臣なんじゃないかなぁ?
なんて妄想したりして。
そして私は善良な平民として、「ははあ!」みたいな気分で薔薇の施しを受けてきたわけですわ。あーおもろかった。
おわり