「自然の中で感覚を開く講座」
やや涼しくなってきた先週木曜、町田に上陸しました。
三浦しをんの「まほろ駅前多田便利軒」の舞台となった町田。そしてかつて、すったもんだの末に痛罵して別れた元カレが住んでいた町田(いらん情報)にわざわざ何をしに行ったかと言うと、
を受講するためです!
枡田さんは貴重なスピ男子なんだけども、同時に理系男子でもあります。
よって、キラフワしたスピリチュアルの言語とは距離を置いたところで世界を眺めている理論派のスピリチュアリストです。(まあスピリチュアルを名乗ることには抵抗があるらしいのだけど。ワイもや!)
そんな枡田さんなんですけど、中学生から30歳過ぎまで鬱を患っていたらしく。
なんなら、歳と共にどんどん深刻になっている。いろんなカウンセリングやセラピーを受けたけど良くならない。
それがある時、一冊の本との出会いによって森林に出かけることを思いつき、そこで突如感じた「世界との深い一体感」と共にすっかり良くなってしまったんだって。
そして数年経った今も穏やかで幸せらしい。(まじかよ)
具体的に言うと、思考の堂々巡りが止まって、過去や未来への囚われが消失して、「今ここにいる自分」をかつてないくらい強く実感できた。
森の木々たちが一斉にかがやき始め、視界の空が、土が、緑がうねりをもって躍動する命の営みとなって感じられて、そのあり余る豊かさの一員である自己の生命の尊さに同時に目覚めて鬱がぶっ飛んだ。
とまでは言ってないけど、私の理解ではたぶんそんなかんじ。
それでそのニルヴァーナ体験があまりに素晴らしかったから、その方法をどうにか理論化、カリキュラム化できないものかと考えて、数年がかりで編み出した虎の巻がこれです。
(ハイヤーセルフに答えを貰いながら作ったらしい)
要は、「感じる力を正常化する」ことで、思考に追い詰められた自分を解放し、ここに取り戻すということ。
思考ってもちろん必要なんだけど、私たちは思った以上に、そして必要以上に思考を使っているし、思考に囚われていることにすら気づかないことも多い。
現代のシステムは、すべてを思考で片付ける方向に、人間の感性を奪う方向に、さらに組織の円滑化のために個人ののびやかさを潰す方向に組まれていて、これじゃあ鬱になる人も増えるわねって話。
そこからちょっと降りてみましょうということでね。
それを、スピリチュアル用語をあえて使わずに説明してくれたんだけど、目指す場所はワンネスと呼ばれるものや、あとノンデュアリティという考えに近いかも。
まあこういうのって言葉を変えて世界中の宗教で唱えられているから、誰だって一回くらいは聞いたことはあって、理屈ではなんとなくわかっていても、体感するのが難しいじゃないですか。ワンネス、悟り、世界との一体感、光、愛の世界とかって。
30年くらい山に篭って修行するイメージの世界観じゃないですか。
もしくは本気で体感したい人は、つまり楽になりたいからやるんだけど、勉強しまくって、スピリチュアルをジプシーしたり、セミナーに参加したりして加点方式でなんとかその境地にたどり着こうとするわりに、結局実生活では全然楽になれなかったり、そんな自分をさらに責めたり、いつまでも自分を許せなかったりする。
ってことは、加点方式、積み上げ式の学習では無理があるってことですよね。
そういう視点で、超実践的に教えてもらえました。細かなコツも満載。精神論じゃないよ!
そしてちゃんと公園に出かけてのワークも組み込まれているから体感することができる。
私はとっても気持ちよかったです。
温泉に入って、いちばんほっとする究極の癒しの瞬間が、ずっと続く感じ。
テンションがブチ上がるわけではないけど、大きな安心感に抱かれるので、自分を許せて、他人も許せる。
ほんとうは、ある程度時間をとって、森林とか公園に出かけてセルフワークをして定着させたほうが良いらしいので、折をみて広めの公園に出かけようと思います。
リーディング能力向上にも役立ちそうな気配がすごい。
しばらくカウンセラー養成講座にいて、メンタル掘る系のアプローチを練習してきたんだけど(そしてこれからもやるけど)、こういう方法もあるんだなと思いました。
ほんとにみんな、目指すところは一緒でね。
もしかしたら、カウンセリングよりも、こっちの方が合ってる人もいるかもしれないね。
カウンセリングで言われたことを思考だけで処理して、実感が伴わなくなりがちな人は、こういうアプローチを試してみてもいいかもしれません。